雪駄は千利休が考案

 雪駄をいつの頃から履くようになったかは定かではありませんが、一説には、室町時代の末頃からで、千利休の考案といわれています。
 
 雪駄は雪踏(せつだ)とも書くように、草履で雪の上や湿気の多い路を歩いても、水気が表にしみ通らないようにするためや、かかとの部分が早く傷むのを防ぐための補強工作として裏に皮を貼るようになったのが雪駄の由来といわれています。
 
 雪駄の一つの特徴である鋲打ちは、踵の補強と擦り減り防止の為ですが、歩くと裏金と地面がすれ、チャラチャラと音をたて、これが粋とされています。またこれは江戸の侠客の間から始まったともいわれています。
 
 また、天保改革(1841~43年)以前には、裏金の鋲を赤銅で作り、これに金象篏(きんぞうがん)を施した贅沢な雪駄もありました。